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心に積もる雪のひとひら
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ねぇ、それは必要なこと?
そんなに今が大切なの?
うん
たしかにね
今も大切だよ

でもね
その今のために多くの人と多くの未来をつぶすとわかっていて
どうして?
どうして”それ”がわからないの?

今を引き替えに
未来をつぶして
そうしてやってきた
それが今の過去で
それ以上もそれ以下も今はない

でもね
過去に学ぶことは
今をつくってきた足跡と
これからを理解する
そのための足跡なんだよ

雪は消えてしまうけれど
過去は消えないし
残ってきたものを学べる
そういうもののために記憶があるんでしょう?

今何をすべきか
今何も考えるべきか
今何をすることが
今何を記憶することが

大切か

わたしは

考えてほしい

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色づきだした 枯れ木に
こいこい 恋い焦がれる紅色が
じわじわと 芽吹く季節に近づいて

冬の雪から季節は移ろい春模様
若葉の息吹く森の中
枯れ木が色づく こい色に 

一足早くやってきた春の風に吹かれ
鳶はその光景を見つけただろう
真っ黒なカラスも見えたかな?
色づきだした枯れ木は
やがてきれいに飾り始めた

ほろほろと 雪のように淡いさくらいろ
とうとうと 舞い散るまではまだ遠い

若葉とともに彩を添えるさくらいろ
電車の窓から見えたさくらいろ
心の中に咲くサクラ

風に吹かれ 流れるさくらいろ
まだまだ満開は遠いと
心の中で 温めるさくらいろ

風にひとり 吹かれて揺れる
心の中の さくらいろ
翼をもった隣の彼とそれに吹かれる隣のさくら
このさくらいろは届くかな?
森のフクロウが小さくないた
さくらひらひらさくらいろ

こころのなかの さくらいろ

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涙の数だけ強くなれるよ
そういった歌があったけど
今の僕の手の中には
そういう言葉は響かない

夢の中で見たいつかの情景が
僕の心に深い深い傷を作って
いつかのあの日を少し嫌いになる
あのときのように笑える日はいつになるかな?

そういって深く暗いところにこもってしまった心は
僕の心の光すらも奪っていつの間にか迷子になった

泣くことも忘れたカナリアが
声なき声で叫んでいるよ
弦の切れたギターから響く音楽は
僕のリズムを刻んでいるよ

壊れて枯れ果てた涙腺は
忘れることなく流れていくよ
浄化の兆しは
忘れたときに迎えに来た

調子の良いあいつのせいで
小さく笑ったその小ばかにした表情が
忘れることのできなかった
嫌なやつで

この心の中に無理やりと
入ってきた光が雪のように光ってさ
だいっ嫌いな世界の中で
少しだけ好きを見つけた


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ぽろぽろと降り積もる雪
とうとうと降り積もる雪
寒さに震える ゆび
とうとうと降り続く雪

思い出のように溶ける雪
記憶のように消える雪

降っては溶け 溶けては降る
日々の中におちてくる記憶の雪

とけてとけてとけて
地面に降り積もる雪は忘れていくように溶けていく

日々の記憶は雪のよう
ちゃいろくよごれたゆきのように
まっしろなけがれをしらないゆきのように

想い出す記憶 

きれいな雪も
にごった雪も

すべてはこころに降り積もる雪

そのひとひらのゆきは
あなたをつくるきおくの雪

ユエ


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